ユニクロと水着

カジュアルブランドである「ユニクロ」は、2004年、「水着」の販売を開始しました。

水着の種類は”男性用、女性用、子ども用、競泳用”などが揃えられています。

素材は最大手メーカーの生地を使い、価格はカジュアルブランドにふさわしい1000円から2990円という低価格で設定されており、一般的に女性用水着は6000円~12000円前後が相場だと考えると、ユニクロの水着は破格だと言えます。

ユニクロの水着開発の主眼と考えられる30代ファミリー層は、比較的実用、定番志向が強い傾向があります。そのため水玉模様やボーダー柄などオーソドックスなデザインで統一し、また母親の女性用と子ども用がお揃いで購入することができるような配慮もみられます。

30代ファミリー層では子ども連れで公営施設や学校のプールなどで水着を着用する機会が多いものです。そういった場所では派手な水着や奇抜のデザインの水着は不向きで、シンプルでベーシックなデザイン、そして体系をカバーできるものが好まれます。

そこで2着目、3着目の購入に低価格でオーソドックスなデザインのユニクロ水着の購入が期待されます。

ユニクロが水着を開発するきっかけとなったのは「もっとカジュアルに水着を楽しみたい」という顧客の要望でした。

しかし一方で、2005年には男児水着の不具合により負傷事故が起き、商品を回収するという事態が発生しています。

ユニクロは水着を始め、新しい市場に参入する中で、これまで以上に商品の品質向上に取りくみ、安全な衣料生活を提供することが求められています。

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ユニクロの「成長」について

ユニクロは1984年、広島市の一号店から始まりました。

新たな経営方式や高収益体制や、新しい企画の打ち出しなどの結果、目覚しい成長を遂げ、今日に至ります。

そして、ユニクロを経営しているファーストリテイリングは、2000年にインターネットによる通信販売を開始しました。

購入者の利便性を考慮した仕組みになっているこの販売方法は消費者に受け入れられ、開始以降、着実に売り上げを伸ばしています。

そして、今後も一層の成長が見込まれています。

ユニクロの直営店舗についてですが、2001年には国内で500店舗を超えました。

その後、海外進出の足がかりとしてイギリスのロンドンに出店し、2002年には中国の上海市、2006年にアメリカ、ニューヨーク市に1000坪ものグローバル旗艦店、ユニクロ ソーホー ニューヨーク店を出店するほどまでになりました。

しかしながら、2002年頃には売上が大きく落ち、業績不振に陥ってしまいます。

しかしその後、デザイン機能の強化・有名タレントの起用・国内外ブランドの買収など、いろいろな対策を施し、持ち直しに成功しました。

2003年にはカシミヤ・浴衣へ参入。

2004年には水着への参入。

ユニクロの扱う商品はカジュアル衣料には留まらず他分野に渡っています。

そして紳士衣料からスタートしたユニクロですが、今では若者からキッズ、ベビーまで幅広い年代の商品を扱うまでになりました。

ユニクロは現在もまだ成長を続けており、今後が期待されています。

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