~ 花壇 ~ 植物の防寒対策(3)
冬の寒さは、人間の体にも辛いものですが、植物にとってもそうです。
大切な植物を守るためには、本格的な寒さが来る前に対策をしておく必要があるのです。
耐寒性のある植物で、花壇に植えている植物は、株元にマルチングしてやることで冬越しできるものもありますが、室内にとりこんだ方が安心な植物も多くありますね。
けれど、室内にとりこみたくても、衛生面や置き場所を考えるとなかなか難しいのが現状ですね。
ベランダがある人は、ベランダを利用しましょう。
同じ戸外でも、お庭とベランダでは、環境が大きく違います。
お庭では冬越しできなくても、ベランダなら多くの植物が冬越しできますよ。
特に、北風の当たらない南向きのベランダでは、直接霜が当たることもなく安心です。
寒さに弱い花壇の植物を鉢上げして、ベランダで越冬させてやりましょう。
手すりがフェンス状のベランダは、強風を避けるために風よけをしてやる必要があります。専用の風よけシートも売られていますが、すだれやレジャーシートなどでも代用できますよ。
ベランダの中でも、置き場所にポイントがあります。
寒さに弱いものは室内側に、寒さに強いものはフェンス側に並べてやってください。
しっかり防寒したい鉢植えは、鉢カバーを使ったり、一回り大きな鉢に入れてやったりすると保温効果が高まります。2、3鉢なら、発泡スチロールや段ボール箱の中に入れておいても良いですね。昼間、天気の良い日は、箱から出して日に当ててやりましょう。
たくさんの鉢植えをベランダで防寒したい時には、ワーディアンケースといって、植物を寒さや乾燥から守るガラスやプラスチックのケースがあります。
大きさは様々で、ベランダにも設置でき、一度に沢山の鉢植えを管理できるのでとても便利ですね。日中は覆いを開けておき、夕方には閉めて使ってください。
冬の寒さから守ってあげれば、春にはまた美しい花を楽しませてくれる植物たち。
なかなか面倒な作業ですが、頑張ってくださいね。
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皆さんは「花壇」と聞くと、どんな花壇をイメージしますか?
一口に花壇といっても、いろいろな種類があるものです。
例えば・・・、背の低い植物をじゅうたんを敷き詰めるようにたくさん植え込んでいくための毛氈花壇(もうせんかだん)。
整形式庭園によく見られる「幾何学模様などでデザインされた花壇」や「沈床花壇(ちんしょうかだん)」などがあります。
また、一般のお庭で使う花壇なら「ボーダー花壇」「寄せ植え花壇」「模様花壇」が適しており、比較的作りやすいといえるでしょう。
「ボーダー花壇」は、建物や塀などに沿って作るタイプの花壇です。
ボーダー花壇に植物を植える際は、手間に背の低い植物、奥に行くほど順に背の高いものを配置します。
「寄せ植え花壇」とは、お庭の中央などの壁に沿っていない部分に設置するタイプで、円形や四角形などを形作って植物を植え込んでいきます。
鉢植えに寄せ植えを作るように植物を植えていくのです。
「円形花壇」を使って見栄えの良い花壇を演出したい場合は、中央に背の高い植物、縁にいくにしたがって背の低い植物を植えていくと、立体的で美しいでしょう。
「模様花壇」は背の低い植物を使って、花や葉の色で模様を描くように植え込んだ花壇です。
家庭で利用する場合は、単純な模様にして、株の姿が乱れにくい植物を使い、線を描くように植えつけると良いでしょう。
植物を選ぶ際は、色や草丈のほかに、開花期があります。
開花期が同じ時期の植物ばかりを選ぶと、開花が一時期に集中することになります。
それ以外の時期は寂しい花壇になってしまいますね。
開花期のことを考えながら、球根類や、一年草、宿根草など、色々な種類の植物を組み合わせましょう。
そうすると1年を通して楽しめる花壇になりますよ。
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