ユニクロとベビー

幅広い年齢層に人気の高い「ユニクロ」ですが、2002年8月から「ベビー衣料品」の販売を開始しました。

それまでは大人向け、子供向けの衣料品を中心に販売していました。

そこにベビー服が加わることで全ての世代の衣料品を扱うことになったわけです。

ベビー衣料品の販売を始めたのは「シンプルで機能的なベビー服が欲しい」という顧客の要望に応えるためでした。

しかし少子化が進む近年、ベビー服市場は縮小傾向にあります。その中でユニクロがベビー服市場へ参入したのには、ある計算がありました。

それは少子化によってベビーの数は減っているが、少ない数のベビーに両親と祖父母の関心は集中し、合わせて6つの財布からの購入が期待できるということ、また、現在のベビーの両親、祖父母に当たる世代はファッション意識が高い世代であり、こういった世代にユニクロの商品が認められれば成功する可能性が大いにあるということです。

ベビー服は新生児、乳幼児向けの肌着やTシャツ、そしてユニクロの得意とするフリース商品などが揃えられています。「安全性とやすらぎ」を商品コンセプトに、デザインはシンプルでベビー服ならではの安全面での配慮もされており、色合いも優しく仕上げられています。

実際、高品質、低価格なユニクロのベビー衣料品は母親たちに評判がよく、売上は当初の予想を大きく上回りました。現在ベビー衣料品を扱う店舗は限られていますが、オンラインショップでも購入することができるため多くの人が利用することができます。

今ではユニクロベビーはユニクロの商品として定着しました。これからも私たちの要望を取り入れた商品が多く開発されることに期待したいものです。

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ユニクロの「成長」について

ユニクロは1984年、広島市の一号店から始まりました。

新たな経営方式や高収益体制や、新しい企画の打ち出しなどの結果、目覚しい成長を遂げ、今日に至ります。

そして、ユニクロを経営しているファーストリテイリングは、2000年にインターネットによる通信販売を開始しました。

購入者の利便性を考慮した仕組みになっているこの販売方法は消費者に受け入れられ、開始以降、着実に売り上げを伸ばしています。

そして、今後も一層の成長が見込まれています。

ユニクロの直営店舗についてですが、2001年には国内で500店舗を超えました。

その後、海外進出の足がかりとしてイギリスのロンドンに出店し、2002年には中国の上海市、2006年にアメリカ、ニューヨーク市に1000坪ものグローバル旗艦店、ユニクロ ソーホー ニューヨーク店を出店するほどまでになりました。

しかしながら、2002年頃には売上が大きく落ち、業績不振に陥ってしまいます。

しかしその後、デザイン機能の強化・有名タレントの起用・国内外ブランドの買収など、いろいろな対策を施し、持ち直しに成功しました。

2003年にはカシミヤ・浴衣へ参入。

2004年には水着への参入。

ユニクロの扱う商品はカジュアル衣料には留まらず他分野に渡っています。

そして紳士衣料からスタートしたユニクロですが、今では若者からキッズ、ベビーまで幅広い年代の商品を扱うまでになりました。

ユニクロは現在もまだ成長を続けており、今後が期待されています。

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