~ 花壇 ~ 球根の保管方法
「チューリップ」や「クロッカス」などの「球根植物」は、短期間で生育して花を咲かせます。
球根は基本的に丈夫なものです。
しかし念のため、開花時期を終えて長い眠りにつく球根を大切に保管して、次の開花時期に備えましょう。
花壇やコンテナなどで、愛らしく咲いていた球根植物は、花が終わると地上部が枯れてきます。ここで注意しておきたいポイントに、開花後の葉の刈り取り時期があります。
翌年花が咲かないとか、花つきが悪いなどといった原因の多くが、花が終わった後にすぐに葉を刈り取ってしまったことによるものです。
開花後は、花がらを摘んで結実しないようにしておき、葉が半分以上黄色くなるまでは、葉を刈り取らないようにしましょう。
球根を掘り上げるのは、地上部が約3分の1以上枯れてくるのを待ってからにしてくださいね。
掘りあげた球根は、病気に侵されていたり、害虫がついていたりしないか、よくチェックして、健全なものだけを保管しましょう。
ペンレート水和剤1000倍液に30分ほどつけて殺菌しておけば安心です。
殺菌後は、よく乾燥させておいてくださいね。
乾いたら、ネットや紙袋に入れて、直射日光の当たらない、風通しが良い場所で保管します。春植えの球根は、新聞紙などにくるんでおき、温度変化が少なく、0度以下にならない場所で越冬させてくださいね。
色々な球根を保管しておく場合、球根だけでは何の球根か判別しにくいですね。
植える時に一目で分かるように、花の種類や花色などを記して添付しておくと便利ですよ。
球根の中には、毎年、掘りあげなくてもよいものがあります。
ムスカリや、スノードロップ、オキザリスなどは、堀り上げない方が、花つきが良くなります。
花壇やコンテナのスペース的な問題もありますが、余裕があれば、そのままの状態にしておいてくださいね。
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皆さんは「花壇」と聞くと、どんな花壇をイメージしますか?
一口に花壇といっても、いろいろな種類があるものです。
例えば・・・、背の低い植物をじゅうたんを敷き詰めるようにたくさん植え込んでいくための毛氈花壇(もうせんかだん)。
整形式庭園によく見られる「幾何学模様などでデザインされた花壇」や「沈床花壇(ちんしょうかだん)」などがあります。
また、一般のお庭で使う花壇なら「ボーダー花壇」「寄せ植え花壇」「模様花壇」が適しており、比較的作りやすいといえるでしょう。
「ボーダー花壇」は、建物や塀などに沿って作るタイプの花壇です。
ボーダー花壇に植物を植える際は、手間に背の低い植物、奥に行くほど順に背の高いものを配置します。
「寄せ植え花壇」とは、お庭の中央などの壁に沿っていない部分に設置するタイプで、円形や四角形などを形作って植物を植え込んでいきます。
鉢植えに寄せ植えを作るように植物を植えていくのです。
「円形花壇」を使って見栄えの良い花壇を演出したい場合は、中央に背の高い植物、縁にいくにしたがって背の低い植物を植えていくと、立体的で美しいでしょう。
「模様花壇」は背の低い植物を使って、花や葉の色で模様を描くように植え込んだ花壇です。
家庭で利用する場合は、単純な模様にして、株の姿が乱れにくい植物を使い、線を描くように植えつけると良いでしょう。
植物を選ぶ際は、色や草丈のほかに、開花期があります。
開花期が同じ時期の植物ばかりを選ぶと、開花が一時期に集中することになります。
それ以外の時期は寂しい花壇になってしまいますね。
開花期のことを考えながら、球根類や、一年草、宿根草など、色々な種類の植物を組み合わせましょう。
そうすると1年を通して楽しめる花壇になりますよ。
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