~ 花壇 ~ 植物の防寒対策(1)
暑い夏が過ぎ・・・
秋になると元気をとり戻してくる植物。
しかし、寒い冬が近づくにつれ、だんだん生育を抑えていきます。
冬の寒さは、人間だけでなく植物にとっても辛いものです。
特に、寒さに弱い「非耐寒性植物」は、まさに死活問題です。
寒風や低温、さらに雪や霜にやられてしまうと、花壇やコンテナで元気にしている植物も、あっというまに枯れてしまうことがあります。
それを防ぐためには、冬の寒さがやってくる前に、霜よけや鉢上げなど、冬越しについて考えておく必要があります。
冬越しについて対策を考える前に、それぞれの植物の耐寒性を知っておく必要がありますね。
苗を購入した時のラベルに管理方法が記されていますから、それを参考にすれば簡単ですね。ただ、1つ注意することは、こういった情報は東京を基準として書かれているものが多いということです。「耐寒性あり」と書かれていても、実際には寒冷地では枯れてしまう、などということもあります。
東京と自分が住んでいる地域の気温差や、植物の実際の耐寒気温などを参考にした方が良いですね。
まずは寒さに弱い植物の対策です。
花期が終わった1年草は、抜き取って処分します。この時、結実しているものがあったら、来年用に種を採っておくと良いですね。春に植えた球根類は、葉が枯れてきたら掘り上げて保存しておいてください。
アメリカンブルーやベゴニア、ゼラニュームなど、宿根草の中でも寒さに弱いものは、屋内に取り込みます。寄せ植えにしていた植物は、寒さに弱い植物だけをそっと堀りあげて、花壇に植えていた植物は、根を傷つけないように大きく堀り上げて、鉢上げしてください。
室内に害虫が入ってしまったら大変ですから、事前に鉢をよく拭いて綺麗にしてから取り込むようにしましょう。
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皆さんは「花壇」と聞くと、どんな花壇をイメージしますか?
一口に花壇といっても、いろいろな種類があるものです。
例えば・・・、背の低い植物をじゅうたんを敷き詰めるようにたくさん植え込んでいくための毛氈花壇(もうせんかだん)。
整形式庭園によく見られる「幾何学模様などでデザインされた花壇」や「沈床花壇(ちんしょうかだん)」などがあります。
また、一般のお庭で使う花壇なら「ボーダー花壇」「寄せ植え花壇」「模様花壇」が適しており、比較的作りやすいといえるでしょう。
「ボーダー花壇」は、建物や塀などに沿って作るタイプの花壇です。
ボーダー花壇に植物を植える際は、手間に背の低い植物、奥に行くほど順に背の高いものを配置します。
「寄せ植え花壇」とは、お庭の中央などの壁に沿っていない部分に設置するタイプで、円形や四角形などを形作って植物を植え込んでいきます。
鉢植えに寄せ植えを作るように植物を植えていくのです。
「円形花壇」を使って見栄えの良い花壇を演出したい場合は、中央に背の高い植物、縁にいくにしたがって背の低い植物を植えていくと、立体的で美しいでしょう。
「模様花壇」は背の低い植物を使って、花や葉の色で模様を描くように植え込んだ花壇です。
家庭で利用する場合は、単純な模様にして、株の姿が乱れにくい植物を使い、線を描くように植えつけると良いでしょう。
植物を選ぶ際は、色や草丈のほかに、開花期があります。
開花期が同じ時期の植物ばかりを選ぶと、開花が一時期に集中することになります。
それ以外の時期は寂しい花壇になってしまいますね。
開花期のことを考えながら、球根類や、一年草、宿根草など、色々な種類の植物を組み合わせましょう。
そうすると1年を通して楽しめる花壇になりますよ。
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