~ 花壇 ~ 切り戻し
日々のお手入れをきちんとしていれば、花壇や鉢植えの花を少しでも長く楽しむことができます。
花を長く美しく咲かせるために「花がら摘み」という方法があります。
しかし、1本の茎に咲く花には限界があるので、花がら摘みだけでは足りません。
開花の最盛期を過ぎた花をもう一度よみがえらせるために、切り戻しを行ってみましょう。
切り戻しを行うと、枝は若返り、もう一度美しい花を楽しむことができますよ。
草姿が乱れ、花や蕾が少なくなってきたら、思い切って茎ごと切ってしまいましょう。
ミントやバーベナ、ペチュニアなど、スピーディに生育するものは深く切り詰めます。
深くハサミを入れるのはためらってしまいがちですが、思い切りよく切り詰めるほど、よい株になりますよ。
一年草の場合は、好みの高さまで切り詰めてください。
マーガレットやユリオプスデージーなど、比較的ゆるやかに生育するものは浅めに切り詰めます。
切り戻しの時期や、切る場所などは、植物によって異なりますので、それぞれの性質をよく調べてから切り戻しを行ってくださいね。
切り戻しを終えた植物は、月に2回ほど液体肥料を与えます。
花壇の植物は難しいですが、鉢植えのものは、強い日差しを避けて半日陰に置いておいた方が安心です。
切り戻しをしない植物もあるので気をつけてくださいね。
シバザクラやマツバギクなどは、枝を広げながらその先端に花をつけていきます。
切り戻しを行うと、開花が見られなくなってしまうので、開花中は切り戻すことは避けてくださいね。
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皆さんは「花壇」と聞くと、どんな花壇をイメージしますか?
一口に花壇といっても、いろいろな種類があるものです。
例えば・・・、背の低い植物をじゅうたんを敷き詰めるようにたくさん植え込んでいくための毛氈花壇(もうせんかだん)。
整形式庭園によく見られる「幾何学模様などでデザインされた花壇」や「沈床花壇(ちんしょうかだん)」などがあります。
また、一般のお庭で使う花壇なら「ボーダー花壇」「寄せ植え花壇」「模様花壇」が適しており、比較的作りやすいといえるでしょう。
「ボーダー花壇」は、建物や塀などに沿って作るタイプの花壇です。
ボーダー花壇に植物を植える際は、手間に背の低い植物、奥に行くほど順に背の高いものを配置します。
「寄せ植え花壇」とは、お庭の中央などの壁に沿っていない部分に設置するタイプで、円形や四角形などを形作って植物を植え込んでいきます。
鉢植えに寄せ植えを作るように植物を植えていくのです。
「円形花壇」を使って見栄えの良い花壇を演出したい場合は、中央に背の高い植物、縁にいくにしたがって背の低い植物を植えていくと、立体的で美しいでしょう。
「模様花壇」は背の低い植物を使って、花や葉の色で模様を描くように植え込んだ花壇です。
家庭で利用する場合は、単純な模様にして、株の姿が乱れにくい植物を使い、線を描くように植えつけると良いでしょう。
植物を選ぶ際は、色や草丈のほかに、開花期があります。
開花期が同じ時期の植物ばかりを選ぶと、開花が一時期に集中することになります。
それ以外の時期は寂しい花壇になってしまいますね。
開花期のことを考えながら、球根類や、一年草、宿根草など、色々な種類の植物を組み合わせましょう。
そうすると1年を通して楽しめる花壇になりますよ。
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